第18話・ラビット、年上の女性はいかが?

[前回までのあらすじ]
またまた新キャラクターの登場となった今回。
メモリアル女性の一人である「工藤ちゃん」がついに現れる。
果たして外道君はいったいどんな手を打ってくるのやら…。

「第18話 ラビット、年上の女性はいかが?」

 またまた珍しくラビの部屋でくつろいでいる海ちゃん。
「海よ~。早く帰れよー」
「タコが!おめーはいつも人の部屋に来てのびのびしているだろうが!」
 相変わらず自分勝手なラビに海ちゃんは怒った。
「そういえば最近授業で知り合った女の子とはどうなんだい?」
「誰のこと?」
(しまった…こいつにはそういう女性がたくさんいるんだっけ…)と考え直した。
「ほら、僕と同じ文化学部の先輩だよ」
「ああ、あの人ね。う~ん、微妙だねぇ」
「え?何でさ?」
「色々話し掛けたり、誘ったりしているんだけど、なんかつれないんだよね」
「お前はもうそんな事をしてるのかよ!それに毎回毎回微妙微妙って同じ事を言いおってからに」
「しかたねーだろぉ」
「まぁな。もしかして彼氏とかがいるんじゃねーの?」
「……」
「おや?図星だったかな」
 我ながら素晴らしい勘だなと海ちゃんは思った。
「まぁ確証はないけど、多分いるとは思うよ」
「そうか、さすがに彼氏持ちには手を出さないか」
「……」
「って、手を出すんかい!なんだその間は!」
「まぁどうになるでしょ」
「相変わらず楽観的な考えをするな、ラビよ」

 結局「工藤ちゃん」とは何もなかったようである。
 この頃からラビの勢いが落ち始めたのもまた事実。
 やれやれ。

[次回予告]
 次回は外道と海ちゃんのちょっとした一コマをお送りしたいと思います。
 かなり熱中したものなのですが…
 とあるゲームを借りてきたラビは、果たして何に夢中になったのだろうか?
 それに巻き込まれた海ちゃんはいかに!?

「第19話 ラビット、真三国無双」にご期待下さい

※この物語は事実を元に構成されたノンフィクションです

監督 海ちゃん
制作協力 みっつ


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